overrideディレクティブ（3.0.0）

書式

overrideディレクティブは以下の形式で記述します。

name

上書きする設定の識別子を指定します。

型

スカラー(文字列)

値

識別子	識別子を指定します。

例

overrides:
- name: mobile pages

device

上書きするデバイスの条件を指定します。ディレクティブに指定がない場合、ディレクティブは無視されます。

型

スカラー(文字列)

値

pc	PCの場合に上書きします。
mobile	モバイルの場合に上書きします。
tablet	タブレットの場合に上書きします。

例

overrides:
- device: mobile

path

上書きするURLのパスの条件を指定します。ディレクティブに指定がない場合、ディレクティブは無視されます。

型

スカラー(文字列)

値

パス	URLのパスを指定します。 正規表現が使えます。

例

overrides:
- path: .

if

上書きする設定の条件を指定します。ディレクティブに指定がない場合、ディレクティブは無視されます。

型

スカラー(数値)

値

1	設定を有効にします。

例

overrides:
- if: 1

node

コンテンツ最適化で使用するディレクティブの種類を指定します。ディレクティブに指定がない場合、ディレクティブは無視されます。

型

スカラー(文字列)

値

lua	luaディレクティブを使用します。

例

overrides:
- node:
  - lua

applied

nodeで指定したディレクティブを指定します。ディレクティブに指定がない場合、ディレクティブは無視されます。

型

シーケンス(マッピング)

値

nodeで指定したディレクティブを指定します。それぞれのディレクティブを参照してください。

例

overrides:
- applied:
    lua:
      fcache:
        enable: 0
        exptime: 60
      header_filter:
      - cmd: wp remove header
      body_filter:
      - cmd: wp shorten url

patch

pst config aiコマンドでPST設定ファイルを出力した場合、デフォルトのディレクティブとの差分をこのキーに出力します。差分を表示するものであるため、PSTの設定には影響しません。

型

シーケンス(マッピング)

値

表記はjsonpatchに従います。

例

overrides:
- patch:
  - op: remove
    path: /lua/body_filter/2/args/scripts/24
  - op: replace
    path: /lua/body_filter/2/args/scripts/10/type
    value: 'js [ jQuery is found in body ]'
  - op: add
    path: /lua/body_filter/2/args/scripts/1/method
    value: webfont